グングン伸びる英検ライティング勉強法
ー グングン伸びる英検ライティング勉強法 ー
みなさんこんにちは❗️
英語資格専門オンラインコーチングスクール 4U Eングリッシュ塾長のKAMIYAです。
今回は英検の勉強を始めたけど、
- ライティングの書き方が全く分からない
- 書き方は少しわかるけどどうやって勉強したらいいか分からない
こんなお悩みを抱えている人たちのために、ライティングの書き方や具体的な勉強法について解説していこうと思います。
目次
- 英検ライティングの採点方式
- 英検ライティングの書き方のコツ
- ライティングの具体的な勉強法
- まとめ
それではいきましょう。
英検ライティングの採点方式
英検のライティングにおいてしっかりと点数を取っていくためには、まずは英検のライティングの採点方法について知っておきましょう。
そもそも英検のライティングってどうやって採点されているのか?
英検のライティングは3級〜準1級までは16点満点、1級は32点満点という点数配分になっていますが、その中でもさらに要素が4つに分類されて点数がつけられています。
具体的には、
- 内容: 課題で求められている内容が含まれているか
- 構成: 英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか
- 語彙: 課題にふさわしい語彙を正しく使えているか
- 文法: 文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか
(各4点満点、1級のみ8点満点)
というようにライティングと言ってもこれら4つの要素をしっかりとおさえることで合格に必要な点数を取っていけるようになります。
ライティングの書き方のコツ
勉強法の説明をする前にまず、そもそも書き方すらわからないという人の為に誰でも使えるライティングの書き方と定型文について紹介しておきます。
⦅書き方⦆
書く順番は大きく分けて3つあります。
- 主張
- 理由&具体例
- まとめ(再主張)
①主張
←まずお題に対しての自分の意見を書きます。多くの場合、自分は賛成か反対かについて述べます。
②理由&具体例
←①で述べた主張がなぜ賛成or反対なのかについての意見と理由を詳しく説明していきます。まずはなぜ①のように思うのかの理由を述べます。その後に具体例や詳しい説明します。
③まとめ(再主張)
←最後に2つの理由を踏まえた上であらためて自分のお題における立場や意見を述べます。この際にポイントが①の文章と同じ内容のことを述べますが文章を違う表現や単語を使って言い換えましょう。
このような流れでライティングの文章を書きましょう。実際の問題を用いた書き方の解説は別の記事で紹介していますので参考にしてみてください。
ライティングの具体的な勉強法
それではここからは具体的な勉強法について説明していきます。
英検のライティング対策をする際には以下3ステップで勉強をしていくことが実力を伸ばす上で非常に効果的です。
⦅ライティング勉強3ステップ⦆
- 実際に書く
- 振り返り
- 書き直し
ここからはそれぞれのステップで具体的にどのようなことを行えばいいのかについて詳しく説明していきます。
ステップ① - 実際に書く
まずは実際に書いてみないことには自分は何ができて、何ができていないか・足りないのかを知ることができません。自分の実力を知らないことにはできないところを克服するための勉強計画を立てて行っていくことができないのでいつまで経っても実力が同じままになってしまいます。
ここのステップにおけるポイントはとにかく自力でしっかりと時間を測って解くことです。
本番では、3級は15分、準2級は20分、2級は25分、準1級は28分、1級は30分以内で書き切ることが目標なので、今の自分の書く速さを理解しておくことが非常に重要です。
練習でできないことは本番でもできません!
また、何も見ずに自力で書き切ることで今の本当の実力を知ることができ、この次のステップ②で添削&復習をしていく上で自分の直さなければいけないことが明確になり非常に効果的です。
ステップ② - 振り返り
ここのステップでは、実際に自分のライティング力を上げていくために今できないこと(文法・単語・英語表現)を見つめ直し、克服していく為の勉強をしていきます。
そしてやらなければいけない事は実力に応じて変わってきますので、下の項目を参考に添削&復習してみて下さい。
⦅全ての人が共通してやらなければいけないこと⦆
- 添削をする
←ほとんどの人がミスなく文章を書き切ることができないと思うので文法をどう間違えていて、どこでスペルを間違っていて、文章の意味がおかしいのはどこかというように細かく文章を見直す必要があります。
しかし、そもそもできない人が自分で自分の文章を直す事はできないと思いますので、学校・塾・友達など英語ができる人に直してもらいましょう。
上記した通り英検のライティングにおいて、文法・語彙・構成はとても大事な得点源です。しっかりと点数が取れるように出来ない所・間違えている所を直し、より完璧な文章を書いていけるようにしましょう。
- 模範解答を見る
←文章が全く書けなかった人もかけた人も模範解答を見ることでお題に関する意見の内容を膨らませ、文法・単語・英語表現について新しい知識を身につけましょう。
よく、模範解答はレベルが高すぎるというお声を頂きますが、全てそっくりそのまま書けるようになる必要はありません(書けたら書けたに越した事はありませんが)。
模範解答の中にはライティングで他の受験者とグンと差をつけるような表現や知識が盛り込まれていることが良くあります。ですから、これらの一部や文章の流れを真似して自分でも書けるようにする事で、自分の文章をより説得力のあるものにしていきましょう。
ある程度暗記しても少し文章を変えて自分なりの意見を書いていれば全く問題ありません。
⦅文章が指定語数に到達しなかった人⦆
- なぜ語数が足りなくなってしまったのかを明らかにする
←語数が足りなかったと言ってもいくつか原因が考えられます。
- そもそも意見が思い浮かばなかった
- 意見は思いついたがそれを英語で書くことができなかった
- 意見を英語で書くのに時間がかかりすぎてしまって制限時間内に書ききれなかった
ほとんどの場合が上の3つのどれかに当てはまると思いますがそれぞれやるべきことを説明します。
- そもそも意見が思い浮かばなかった
→模範解答を見たり、インターネットでお題について調べたり、先生や両親・友達に聞いたりして知識をつけ、自分の意見を作りましょう。
この際に理由を2つ・その具体例を2つ考えられるようにしましょう。(たとえそれが自分の本当の意見じゃなくても問題ありません。思いついた自分の書きやすい意見で大丈夫です。)
意見が用意できたらそれを日本語から英語に直して書きましょう。
- 意見は思いついたが英語で書けなかった
→まずは自分が言いたかったことをインターネットで調べましょう。具体的には『私にとってこの本を読む事は難しい 英語』のような形で調べるとどうやってこの日本語を英語で表現したらいいか・文法には何が使われているのかについての説明が出てくると思います。
この解説をもとに自分で表現を理解して覚えていく事で日本語を英語で表現するレパートリーを増やしていきます。
また、もし身近に英語が得意な人がいればその人に聞いて解説までしてもらうのが1番勉強の効率が良くかつ正確なのでおすすめです。
- 書いている途中で時間切れになってしまった
→時間を気にせずに書きたかったことを最後まで書き切りましょう。
この際にポイントが、どこまでを時間内に書くことができて、どこからが時間外で書いたところがしっかりとわかるようにしておきましょう。
書き直しの際に自分のライティング力が上がっているかを確かめるために非常に重要です。
最後まで書き切ることができたら再度制限時間内に書き切れるように文章の流れを押さえたり、フレーズを覚えたりしましょう。
ステップ③ - 書き直し
2つ目の添削・復習のステップを通じて身につけた正しい文法・単語・文章構成・意見・英語表現をもとに再度時間を測って書き直しましょう。
このステップにおけるポイントは、しっかりとステップ②で学んだり、覚えたりした知識を活かして1回目に書いた時よりもレベルの高い文章が書けるようになっているかを確かめることです。
細かく言えば、
- 自分の意見をしっかりと英語で表現できるようになったか
- 時間内に書き切ることができたか
- 文法や単語の使い方、文章の流れにもう問題はないか
をしっかりと確かめて下さい。
2回目に書いてまだ何か問題があった人はステップ②に戻りもう一度添削&復習、そしてステップ③の書き直しを行いましょう。
あとはほとんど完璧に書けるようになるまでこの3ステップを繰り返す。
まとめ
今回は英検ライティングの具体的な勉強法について紹介しましたが、とにかく何度も書いて1つ1つのお題についてきちんと自分の意見を英語で述べられるようになるまで繰り返し書き直し&復習をすることが大事です。
よくライティングを練習する際にとにかく何題もたくさん解こうとする人がいますが、それは非効率的な勉強法です。
厳密に言えば、1つ1つの復習をしっかりと復習した上で数をこなすということが1番効果的な勉強法ということです。
ですから、1つのお題をある程度時間内にミスなくしっかりと書けるようになるまではそのお題について書き続け、ライティングの文章の流れをおさえ、英語表現のレパートリーを増やしていきましょう。
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